星は道先案内人


ハンディGPSなる物があります。
GPSと聞くと一般的には”カーナビ?”といわれますが、カーナビはGPSを 利用したナビゲーションシステムであって、GPS=カーナビではありません。
【ハンディGPSってナニ?】
【値段はどれくらい?】
【使い物になるの?】
【そして私はこう使う..PCナビ】
【使ってみて】
【これから】


ハンディGPSってナニ?        
まあ早い話しが、GPSレシーバ(以下GPS)はお空を飛んでるいくつかの人工衛星と通信し、その GPSの現在位置を教えてくれるというもの。
だから、別に車に積まないといけない物ではなく、自転車やバイクや船舶、 当然持って歩いても良いわけです。
そんな手に持てるGPSが”ハンディGPS”と呼ばれる物です。

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値段はどれくらい?        
ETREX カーナビが十数万円するのに対してハンディGPSは2万円から5万円程度 であり非常に手ごろです。
私の持っているハンディGPSはGARMIN社のeTrexというモデルです。
GARMIN社のGPSについては、他の方々の方がよほど詳しいので、ここでは 詳しい話しはしませんが、私の買ったのはGARMIN社のラインナップの中で 一番安いモデルとなります。(^^ゞ

ただ安いといっても、別に精度が悪いわけではなく、必要最小限の機能を高 レベルで実装してるので、初心者には十分だと思います。 かく言う私が初心者なんで、エラそうな事は言えませんが...(笑)

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使い物になるの?        
カーナビに在る様な”ルート検索機能”や”詳細地図表示”等の 機能は劣り、飽くまでも”現在位置表示”と目的地への方向と距離を割り出す のが基本となってます。

今年の5月からGPS衛星に掛けられていた誤差信号が解除され、今まで 数十メートルの誤差であった測位データの誤差が10メートル程度まで誤差が小 さくなったので、カーナビに在る補正情報が不用になりました。
なので安価なハンディGPSでも、それなりの精度の測位情報が得られ、バッテ リーも単3電池で20時間くらい持ちますし、小さいので非常に便利です。
私の場合トレッキングの時にはザックの肩につけたりして持ち歩いたりもします。

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そして私はこう使う..        
このGPSを買った最大の狙いは、PCと繋いで簡易ナビを実現させる 事でした。(カーナビ買うお金が無かったなんて思わないでね。)

GARMIN社のGPSは全てPCと接続して、GPS内のデータを送受信する事が 出来るようになってます。 なので、PC側で緯度経度を持った地図データを連携させれば、GPSが持って いる現在位置をPCの地図上に表示できるのです。
おまけにそんな便利なソフトがフリーで公開されていると聞けば、試さずには いられません。

手持ちのノートPCはVAIO505とCE機のCASSIOPEIA A-60が在りますが、車で の振動やバッテリーの持ちを考えて、CE機との連携を試してみました。
CE機はHDDを持たないので、あわよくばバイクでもナビが可能かも....
CE機にフリーソフトの"GARMAPCE"をインストールし、地図ソフトから地図データ を切出してCE機に移し込む。 GPSとの接続はGPSのデータケーブルとCE機のデータケーブルをクロスコネク タで接続。
これでめでたく、CE機の画面の地図上に自分が居る位置が表示されます。

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使ってみて        
使い勝手は、思った以上に満足しています。 INCAR_S

そもそも今まで私はレンタカー以外でカーナビなんて使った事も無く、むしろ「次 のカド右折です。」なんておせっかいな機械はいらないと思っていたくらいでした。 まあ、もともと方向音痴ではないという事もありますが、通常のドライブであれば 普通の地図だけで事足りてました。

とは言うものの”脳内ナビ”の場合、目的地までの道程を地図を見てザックリと 覚えて運転しているので、今現在の具体的な位置はおぼろげながらにしか分か らないのは事実です。
また目的地までのルートは覚えているものの、その周辺道路のまでは分からな いので、渋滞に捕まった時にたとえ脇道があったとしても、素通りしてしまう事も あります。
なので、現在位置がリアルタイムに目の前に出てくれるのはこの私のにとって 必要にして十分な機能であり非常に便利です。

良かった点
 1.小さいので車のダッシュボードにそのまま置いても邪魔にならない。
 2.CASSIOPEIA A-60は画面がモノクロなので、ダッシュボードに置いた時、
   直射日光が当たっても良く見える。
 3.振動に強い(というより可動部が無いので理論的に問題ない)ので、気に
   せず使える。
 4.A60はタッチパネル液晶なので操作が楽。
 5.GPSを外しても単体で電子地図として使える。

不満点
「満足!」と言っておきながら、人間欲という物が出てくる物で、少々不満点 があります。
1.電池の持ち
確かによく持つのですが、やはり節電モードで使っていても、せいぜいまる1日使いつづけるのが限度でしょう。 これでは、電池がいくらあっても足りません。
普段はニッケル水素充電池を使っていますが、予備にアルカリ単3電池を携行しています。(A60にも使えますし)

2.トラックログメモリがすぐいっぱいになる。
ハンディGPSは測位データを内部メモリに記録していきますが、半日も走ってるとすぐにいっぱいになる。(幸い内部に保存できますが)

3.ケーブルが長い
これは私のシステムの組み方の問題なんですが...(^^ゞ
GARMIN社DATAケーブルはRS-232Cに接続するようになっていますが、私のCE機のシリアルコネクタは専用コネクタになっているので、直接接続でき ない。
なので、CE機とPCを接続する為のデータケーブルも持ち出して、2つのケーブルの間をクロスアダプタで接続してます。 だから大変ケーブルが長くなってます。

4.CE機のメモリが少ない
地図のイメージデータを入れておくわけですから、当然それ相応の保存用メモリ領域が必要となりますが、 私のA60だと全体で8Mしかないので、32MBのCFメモリを追加してそこに良く使う地図を入れ、なおかつ16Mの スマートメディアも追加し、たまに使う地図データをスマートメディアに保存して必要に応じて 差し替えて使ってます。
 
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これから       
とまあ、これから使っていく内に自分なりに改良していくつもりなので、少しずつ 良くなっていくでしょう。(ホントか?)

CASE 目下のところ、当ナビシステムをバイクへ搭載するのが目標です。
とりあえず、バイクへの固定方法を考えていますが、たまたま近所の\100ショップ にちょうど良い大きさの携帯電話ホルダーが有ったので、それを試してます。
携帯ホルダーのベルトループをアクセルワイヤとブレーキワイヤが交差するところ に通して試していますが、幸い自家製シールドのおかげで走行風が当たらないので 安定してます。
だから、このままでも良いかもしれません。
あとはA60の置き場ですが、マップケースの防水袋の中が最有力候補です。

でも、良く考えたらタンクバックのマップケース内に全部入れても良いとは思うので すが、実はタンクバックを持ってないんですよね...(^^ゞ

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