4X4Stageの市販スキーボードへの普及
2003年2月になって、少々遅れてしまいましたが、今シーズン販売されているスキーボードを 見ていると、4X4Stageを採用している物がいくつか見受けられました。
しかし、よく見ると今私がモニターしている物と若干変更された個所があったので、メーカーの日乃出工業に連絡してみました。
青欄に記載している所が、メーカーからの回答です。

質問 回答
市販スキーボードへの適用 私が店頭で見たスキーボードで、4×4Stageが装着されていたのは、
 ・ロシニョール
 ・TheSki
 ・KESTLE
でした。またオガサカも4X4Stageを付けたモデルがあるようです。
これらは、日乃出工業から提供された物なのか?
はい、そうです。
デザインは提供先のSkiboardメーカーや小売店から指定があり、それぞれ別になっています。
モニター品との違い 当方でモニターさせて頂いている物と以下の点が違いますが、その意図は?
  • ビンディングと板の間のラバーシートが無い
  • デッキの裏面まで塗装が行き届いている。
  • プラスチック部分がスケルトンではなくなった。
  • プレートの滑りが良くなった(様に思える)
改良という意味合いもありますが、ラバーシートはコストダウンが最大の目的で、 プレートがガラス繊維入りの弾力性の有る樹脂材料である事から無くしました。
部分的に柔軟性に富む部品を使うよりも、外からの衝撃を金具全体で吸収するという 考えに辿り着いたからです。
スケルトン材料を使わなくなったのも、見栄えよりも耐久性、安全を優先した結果です。
ラバーシートについて 私がモニターさせて頂いている物も、ラバーシートは外した方が良いのでしょうか? (省いたのはコストダウンが目的だったので)衝撃吸収性という面からは、 そのままラバーシートをお使い頂く事をお勧めします。
4X4Stageに最適なモデル 最近のトレンドなのかもしれませんが、取付けられる板が全て99cmのように思えます。
長目の板のほうが相性が良かったりするのでしょうか?
特に板の種類は選ばないのですが、トリック系(飛び中心)のSkiboardには 特にプレートは取り付けていません。
やはりプレートを付けるSkiboardは、カービング滑走も有り得るSkiboardに限定しています。
99cmというサイズは、
  1. 多様なバーンに対応できる
  2. 初心者で後傾・前傾になった場合でも転倒しにくい
  3. 有る程度の高速滑走時の安定性に富む
という理由からモデル数が多いようです。
 
と、以上のような回答を頂きました。
やっぱり改良もあれば、コスト見合いで省略する個所があったりと、色々と 苦労されておられる様です。
でも、店員に何気なく4X4Stageの評判を聞いてみると、結構評判がよく 特に、ロシニョールの板に付いていることも手伝ってか、”ロシも採用する程の 良いビンディング”と言う認識を持っているようです。
 
あと、ラバーシートはやっぱり有った方が良いみたいなので、もし4X4Stageを お持ちの方は2mm厚程度のゴムシートを挟むのも良いかもしれません。  
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