4×4Stageレポート2
他社のビンディングとの比較
  4×4Stage Groove Taxi masso SnowCarve K2 fatty Swallow ASM MicroSki Orbit メーカー不明 Trick
素材 樹脂製
(ベースは金属)
総アルミ製 樹脂製 樹脂製
(ベースは金属)
樹脂製 樹脂製 樹脂製
調整方法 引き上げスライド式 ネジによる締め付け 固定レバー 引き上げスライド式 固定レバー ウレタン樹脂による押付け式 2本の針金による押付け式
調整使用工具 不要 6角レンチ 不要 不要 不要 不要 不要
調整単位巾 5mm 1.8mm 10mm 2mm 5mm 8mm 8mm
黒+シルバー 黒+白+赤 グレー
ショック吸収 前圧スプリング 無し 衝撃吸収樹脂 無し 無し 無し 無し
ボードとの固定方式 4×4 4×4 独自 独自 独自 独自 独自
形状 セパレート? ワンピース ワンピース セパレート ワンピース ワンピース ワンピース
ブーツの横ズレの防止と効果見出し10:1 特に無し。巾が狭いので、ズレは小さい 縦溝。ほとんど効果無く結構ズレる ショック吸収材が滑り止めになる。効果有り 特に無し。巾が狭いので、ズレは小さい ディンプル加工。あまり効果は感じられない。 凸型のモールド。効果はあるが、masso程ではない 横と斜めの溝。多少はズレるが、大きくはズレない
リーシュ取付位置 トゥクリップ ヒール ヒール トゥクリップ ヒール ヒール ヒール
デッキの高さ 36mm 25mm 25mm 20mm 30mm 18mm 15mm
所感 4×4で軽量なのは◎
調整が楽
デッキが高い為カービングに向く
頑丈だが重い
調整に工具がいるのは問題。
トゥクリップもアルミの為、ブーツに傷がつく
ショック吸収材の程度は不明だがブーツの滑り止めにはなる。
サイズ調整は楽
調整は楽、もう少し高さが欲しい気がする。
色が派手。
調整は楽、しかし構造上に強度的に心配。
空洞が多い為、雪が固着しやすい
調整は力づくの為、容易とは言い難い。
構造が単純な為軽い。
押えのウレタン樹脂がヘタリやすい
調整は力づくの為、容易とは言い難い。
構造が単純な為軽い。
 
 
<比較表を作ってみて>
やはり4×4Stageはプレートの分、他の圧倒する高さ持ってます。
次点のSwallowもプレート無しで30mmと十分高く、またこのビンディングは他の板にも良く 使われている為、入手はしやすいでしょう。
 
次に意外だったのは調整幅。
GrooveのX1ビンディングやK2fattyのビンディングの方が調整幅は細かい単位で行えます。
しかし、4×4Stageも数値上は5mmですが、前圧スプリングのおかげでプレートに前後の許容が ある為、数値以上に対応出来る幅は広いと思われます。
 
3月2日札幌国際にて再度テストを行いました。
天候は大荒れの吹雪でしたが、おかげで新雪でのテストも行えました。(笑)
もっともビンディングのテストにおいて雪質は、それほど大きな影響を与える要素にはならないでしょうし ファンスキーの様に短い板だと、どうしても新雪では埋まってしまいます。
私はGrooveTaxiという標準に比べればかなり太めの板に4×4Stageを乗せている訳ですが、この様な タップリな新雪のしかも緩斜面ともなると、ビンディングの特性というより板の特性の方が重要になりま すね。
ただこの様なファンスキーに厳しい状態で4×4Stageの恩恵に預かったのは、オリジナルのX-1ビンデ ィングよりも軽量の為、新雪から抜け出すのにはそれほど疲れずにすみました。
そして整地バーンでは、荒天だったとは言え前回の真駒内と比べるまでもなくゲレンデのコンディションは 良くカービングを楽しむ事は出来ました。
 
今回様な荒天の中、札幌国際の様にゴンドラがメインのスキー場に行って助かったのは、ビンディング の装着が容易であるという事でした。
4×4Stageのヒールアームは特に手で支えなくてもちょうど良い具合に上がっている為、楽にブーツの ヒールを合わせる事が出来るので、吹雪の中モタモタと時間を掛ける事も無くすぐに滑り出す事ができました。
今手持ちの板で同様の使い勝手だったのは、K2fattyとmassoSnowCarveのビンディングでした。 他のビンディングは何もしないとヒールの止め具が後方に倒れてしまう為、リーシュコードを引張ったり してハメる必要がありました。
そういう意味でリーシュコードはヒール部にあった方が便利と思っていましたが、4×4Stageの様な 作りであれば、リーシュコードはトゥ側に有っても良いのかもしれません。
 
 
なんとも纏まりの無いレポートになってしまいましたが、とりあえず第2段まで。
 
 
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