近所の林道(支笏湖周辺)


10月も半ばを過ぎ、北海道はもうじき長い冬を迎えようとしています。
そうなったら、また半年バイクに乗れない季節が来てしまうので、乗れる内に 乗っておかないと。

最近寒かったけど
10月20日晴れ、ここ1,2週間寒い日が続いていたけれど、今日は非常に穏や かな天気に恵まれました。
もう今年もバイクに乗れる時間が少なくなってきたので、少しでも乗って出 かけることにしました。
向うは支笏湖
ここは結構メジャーな割には札幌から非常に近い為、家族連れの行楽や釣りを しに来られる方々など、結構人が多いです。
また支笏湖周辺には結構林道も多く、林道ツーリングをする人も多くみます。
 
秋も深まり街中の木々はもうすっかり色付いています。
そんな中R453を南下してゆき峠に差し掛かる辺りでは、もう紅葉も終わりになって きています。

去年の初夏にも行ったオコタンペ湖
相も変わらず美しい湖面を見せていました。もう少し早くに来ていれば鮮やかな 紅葉とのコントラストが美しかったかと思うと少々残念でした。
しかし今年は秋口から急に冷え込んだ為、”紅葉の当たり年”と言われる位いたる所 で美しい紅葉が見られます。
 
オコタンペ湖をカメラに収め支笏湖に向う。
久しぶりの晴天と紅葉の季節と言う事もあり、結構な車が走っています。
峠からワインディングを下っていく中、直線なのに前のタクシーがスピードダウン。
何事かと思うと、ちょうど林が開け支笏湖とその奥に見える風不死岳が一望できるポイント だったので、タクシーの運チャンはお客さんに説明している様子でした。
まあこの時期の北海道に来た観光客の人達にも良い景色は見て欲しいし、こっちも車間 を開けユックリと景色を楽しむ事としました。
 

峠付近では、もうすっかり紅葉は終わってましたが、湖畔まで降りるとまだ若干紅葉は 残っていて、湖畔を走りながら蒼い湖面と鮮やかな木々を眺めながら軽快に流す。
しかし今日は本当に天気が良い!
湖岸を走るにつれ、風不死岳の後ろから、プリンを置いたような”樽前山”が見えてくる。 最近この樽前山の火山活動が活発化しているらしい。
じゃあ近くに行ける内に、バイクで上がれる所まで行ってみようかと言う事にしました。
 
とその前に、時間を見るともう12時。
出発が遅かったので、とりあえず食事とする。
支笏湖の東岸、支笏湖観光ホテルのある所に土産物屋等が並んでいるので、そこで昼食休憩 をとる事にしました。
バイクを停め、近くの土産物屋の周る。
ここの土産物屋ではそれぞれの店で、トウモロコシやイカ焼き、螺貝、そば、ラーメンなどが 売られています。
私が食べたのは、”支笏湖畔で採れたきのこそば(\450)”。 まあ味は普通の屋台のそば程度ですが、入っているキノコの中に見た事も無いようなキノコも 入っていて”これホンマに食えるんやろなぁ”と思いながら、完食しました。
まあ食べた後、痺れたり下したり、陽気になったりヘンな物見たりしなかったので大丈夫だった のでしょう。(笑)
落ち着いた所で、お茶とお菓子を買って出発。
 
そうそう、ガソリンも少なくなってきたのでついでに給油と思い、スタンドに行くと林道ツーリングと 思われる一団が給油中。
みなバリバリのオフウェアに身を包み、泥だらけのバイクに跨ってます。 いやぁ〜オフ車に乗る以上、バイクはこれくらい泥だらけになるべきなんだろうなぁと思いつつ 給油。
軽く会釈をしていざ、樽前山へ。
 
R453からR276に入りしばらく走ると、”樽前山登山口”への道道に入れる道があり、登山口に 向う。
途中から未舗装の道となるが、そこはこちとら乗り手は素人でも、バイクはオフロード!(笑) チンタラ走るセダンなんぞ、さっと追い越し一気に上る。
しかし、Djebelの様な4ストオフはトルクがあるので、こういう時初心者に優しいですね。(^^)
 
そして、道道から7号目まで登れる登山道の入り口までついた所...通行止め...(>_<)
何でも台風で道路がやられたらしく、これ以上車では無理との事。
登山その物は大丈夫のようだが、こっちは登山用の装備もしてない為、ここで断念。
 
仕方なくこの先どう走るか地図をみる。
このまま道道を走っていくと苫小牧市に出るが、それもイマイチおもしろくない。 かと言って、同じ道を戻るのも面白くない。
地図を見ていると支笏湖の周りには結構たくさんの林道が走っている。
しかもガイドには”整備してあり走り易い”との文字もある。 どうせなら、これらの林道をハシゴしながら走る事にした。
 
まずは、今走ってきた道道141をそのまま走り、途中から”丸山林道”に入る。
 
林道の入り口を見落とさないか心配だったが、そこは緯度経度が載ってあるツーリングマップル とGPSがあれば問題なし!
 
いざ出発
道は硬くしまっていてたしかに走り易い、ただ結構メジャーなのか自動車とも結構すれ違う しかもバリバリの4WDではなく普通のセダンだったりもする。
しばらく走ると”口無沼”と言う看板あり、どうせなので寄ってみた。
林道を抜けて開けた所にポッカリと池がある。どうやらこれが口無沼らしいが、とくに水が綺麗 な訳でもなく紅葉も美しい訳でもない何の変哲も無い沼でした。(^^ゞ
ただこの”口無沼”はありがちな人口湖ではなく自然の沼で、この沼から1本も川が流れ出て いない事がこの沼の名前の由来だそうです。
 
ここから再び林道に戻り、次に目指すは”丸山遠見望楼”...実はどんな所かは全然知らない けど、名前から察するに展望台みたいな所なんだろうと思い向った。
 
途中”丸山林道”と”第2縦断林道”が合流する。ちょうどその辺りから、前を走る4WD2台に追い ついた。
道が狭い為、追い抜く事が出来ず後ろにつくが、砂埃がもうもうと立ち上り息をするのも大変 、かなり車間を開けてみるもののそれほど良くならず、諦らめてついていく事にしました。
 
見渡す限りの大森林
丸山遠見望楼に到着。
なんと小山の上に、木製のやぐらがそびえたっている。せいぜい観光地に有り勝ちの木製デッ キの展望台程度の物を想像していただけに、見事に期待を裏切られた。
早速登ってみて景色を見ると、実に壮観の一言! 支笏湖の南東側の森林地帯が一望に見渡せます。
 
樽前山、風無死岳、恵庭岳、紋別岳、そして千歳、苫小牧市街まで360度全て見渡せます。
チョット紅葉の時期がズレてしまいましたが、もう1週間くらい前だったらさぞかし素晴らしい 景色だったでしょう。
いやいや、まだカラマツの紅葉が残ってるから、11月初旬も美しいかもしれません。 これは思わぬ発見でした。
壮大な眺めを見ながら休憩し、そろそろ帰路につく事に、

 
真っ直ぐなのに...大変だ
さて帰りのルートを探していると、やはり支笏湖から千歳市街まで繋ぐR276に並行して割合 直線の続く林道”北5条林道”が有ったので、この林道で帰る事にする。
 
林道の入り口は比較的ドライで平坦なダート。轍も少なく大きな石ころも転がってません。
なにしろ見通しが良いので、調子に乗って飛ばしてました。(といってもシレてますが..) 紅葉も終わりつつある森の中を走るのは、とっても気持ちの良いもので、オマケに傾きかけ た日差しが紅葉を照らし、非常に美しい光景が目の前を通り過ぎて行きます。
 
と、安心しきっている所で、目の前に道を横切る大きな溝が...!!?
急ブレーキも踏む訳にも行かず、出来るだけエンブレで制動を掛け、フロントを取られない様に 荷重を抜いて....ゴッ☆!
 
なんとか無事に通過出来ましたが、ビックリしました。
どうやら雨水が流れた後のようで、林道を横切って溝のようになっていました。
少しでも斜めにアプローチしていたら、完全にハンドルを取られたかもしれません。
いやぁ〜危ない危ない...(-_-;)
ちょうどこの辺りから、この様な溝が林道上にみられ、ここからは安全運転。 でもこういう時って本当にオフ車って良く出来てるなって思います。
 
そうこうしている内に、林道沿いに綺麗な小川が見え始め...あれ?ルート上にこんな川あっ たっけ?
小川を見てみるついでにバイクを停め、ルートを確認。

あ〜やっぱり間違えてるわぁ...”でも特に元のルートから大きくズレる事でもないのでその まま走る。
この辺りまで来ると、千歳市街から近いせいが、キノコ狩りやこの川で釣りをする人なんかも 見かけ、結構車も通ってます。
そして、ついに林道の終着点に着き...どこだ?ここ?(笑)
再び地図をみると、予定していたR276より、やや南に出てきたようでした。
そこから一路千歳市街に入り、札幌まで戻りました。
 
 
もう10月も終わり、11月には雪も降るでしょう、そろそろバイクを預けなきゃいけない時期に なってきました。
今年もう一回くらいツーリングに行きたいなぁ...行けるかなぁ...
※その後天気が良い日が無く、結局11月11日冬季預かりに出しました。  
 
日 程  :2001年10月20日
走行距離:約180km

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