タンデムツーリング(ニセコ)


今シーズンからの相棒となったSKYWAVE250。 Djebelだとタンデムが辛いので、嫁さんと二人で動く時には使えない為、 タンデムが快適なバイクにして乗る機会を増やす為に買い換えたはず...
でも今シーズンは休日となるとインラインスケートばかりしていたので 遠出自体する事が減って、まったく出番が無かった。
ただ収納スペースが広く、街のりで使い勝手の良いビックスクータは 通勤バイクには活躍してくれた。
 
しかし、本来の目的を考えるとやはりタンデムで長距離ツーリングをしない 事には買った甲斐が無いというもの!
嫁さんも同意見で、秋の始まった9月秋分の日に、定番のニセコに向かう事と なった。

本日は快晴なり
天気予報では怪しげな天気になりそうなことを言ってたものの、当日は快晴!
久しぶりのツーリングと言う事も有り、ウェアの選定に少々迷った。
私はいつものバイクジャケット。 嫁さんはバイク用に購入していた全天候型の アウトドアウェア。
スクーターと言う街中主体の気軽な乗り物だけに、キッチリとしたツーリング ウェアを着ると、見た目少々変になるかな?と思いながらも、機能第一に考え る事にした。
 
午前10時30分に出発。
普段車でも利用する石山通(RXX)を定山渓温泉に向かう。
天気は良い。走り出すと心地よい風を感じるが、一旦信号待ちになると強い日差し で結構暑い。
 
嫁さんは後ろでユックリしている。
今回のツーリング以外でも数回札幌近郊を一緒に走ったりしたので、もうスッカリ タンデムシートにも慣れた様子である。
 
しかし近場ならいざ知らず、やはり長距離を走るとなると、お互いのコミュニケー ション手段が無いのが辛い。
街中なら信号待ちで話す事も出来るが、市街地を抜けて信号も無く停止する機会が 無い状態になると、多少の声でははなすことが出来なくなる。
やはりインカムでも付けるべきかと考えてしまう。(でも高いんですよねぇ)
 
本格的な峠越え

今回のツーリングでは、初めてまともな峠越えをする事となる。
しかも今年はソロでもツーリングに行っていないだけに、いきなりタンデムで中山 峠越えで、ドコまで走るのか興味があった。
 
定山渓を抜けて中山峠に向かう。
 
天気も良い為か結構行楽客の車も多い為、幸い巡航スピードが抑えられ、無理なく 登ることが出来た。
まあ以前乗っていたZ250LTDも重くて力の無いエンジンでも、六甲の峠を越えられた のだから当たり前なんだろうが、スンナリ登れた事には安心した。
 
一旦峠の茶屋で休憩する。
今日は羊蹄山が良く見える。
 
今後は下り。
車重が重い上にタンデムなので、下りには気を遣う必要があるだろうと思っていた が、バイクである分道幅を広く使えることと、低重心な分、意外と安定して下る 事ができた。嫁さんもそれ程怖いと思わなかったとの事。
 
スクーターの利点

ツーリングのハイシーズンも終わりつつあるのか、今回はそれほど他のツーリング ライダーを見る事が少ない。
ましてや、スクータでツーリングが皆無だった。挨拶が少なくてチョット寂しい。
 
中山峠を過ぎ、喜茂別町を抜け留寿都の道の駅で一旦休憩。
目の前にはルスツスキー場が広がる。今年こそは行かなきゃ!
 
秋に入り、北海道はこれから収穫の季節。
道の駅の産直販売コーナーは、ジャガイモやかぼちゃなど、色々売っている。 当然嫁さんはお約束の如く、買物をする。
普通のバイクならバックに入れるか、キャリアに括りつけるかだが、そこはビック スクータの利点の見せ所! シート下のトランクに難なく収める。
長距離走るとトランク内がエンジンの熱がこもって熱くなるが、まあ魚や生肉を 入れているわけでもないので、気にせず出発。

そろそろお昼も近いということで、ニセコの道の駅で食事をする事にした。
ここニセコの道の駅は、ルスツ以上に産直品を売っている事で非常に人気で、やはり ココでも嫁さんは買物。
まあ車で行った時より分量は抑えているけど、やっぱりこんなに食材があると、そそ られるらしい。次は車で来ようとせがまれた。(T_T)
 
買物後には横にある売店で、オニギリとイモダンゴ汁と茹でトウモロコシを買い、 ベンチで食べる。
握りたてのオニギリは、ボリューム満点。茹でトウモロコシは粒がプリプリとハジケ とても甘い。
 
そして食後は定番のアイス。 あいかわらず行き先はニセコ東山にある「ミルク工房」。 ここは車でもバイクでも、必ず行く所。
今回約1年振りだが、建物が増築されていて、アイスクリームの他にシュークリーム等 も売られていた。
 
久しぶりのアイスに、買った後スグ食べてしまって、写真を取る事もしなかった。(^^ゞ
 
秋はまだかいな

腹を満たして、いざ出発。この時点で既に2時を過ぎていた。
まあ今回は秋の紅葉はそれ程期待していなかったので、いつもの定番コースを走る事に。 そのままニセコパノラマラインを通り、神仙沼のパーキングまで走る。
高度を上げていくものの、はやりこの時期ではまだ紅葉には早かったようだ。
しかし、それ以上に前の台風の強風の為か、高いところのダケカンバの葉はスッカリ落ちて いるし、他の木々も傷みが酷いようで、今年はどれだけ色づくか不安である。
 
さすがに昼も過ぎ標高を上げていくと、日陰に入ると寒い。
神仙沼のパーキングに入って、一旦休憩。
日なたではポカポカと暖かい。ただ日が傾くにつれ寒くなるだろうという事で、神仙沼にも 行かずに下る事にした。
普段ならパノラマラインをそのまま岩内町に向かっておりるが、ワインディングがキツイのと せっかくなので一応アンヌプリの紅葉の状況を見る為に、一旦道を戻り五色温泉に向かう事 にした。
 
眼下に広がるニセコの景色を眺めながら、途中観光バスの排ガス攻撃を受けながら五色温泉に 向かう。
やはりココでも紅葉はまだ少し早かった。
ただ、とても澄んだ空に映える山々の姿はいつ見ても美しい。
 
とココで、時間は既に4時近く。
嫁さんは防寒の為、オーバーパンツを着込む事にして、帰路についた。
 
寒さに震えて
先に言っておくと、今回はここからが大変だった。
五色温泉から一旦倶知安町に下り、R5に乗って小樽方面に向かう。
倶知安を抜け、仁木町から赤井川村を通るいつものルートだが、赤井川を走っている時点で もうかなり日は西に傾き、キロロの前を通る頃には、ほとんど日は落ちてきた。
 
ここからもう一度峠を越える事になるが、非常に寒い。
私はいつものバイクウェア+スクーターのシールドに守られているが、良く考えると嫁さんは この時期のツーリングは初めてで、予想より寒かったようである。
 
一旦、ホピの丘で休憩を取り、温かい豚汁で暖を取る。
やはりビックスクータのタンデムだとかなり風の巻き込みもあり、ライダーより寒風に晒される ようである。
 
まあなんとか体も温まった所で、一気に札幌まで戻る。
本当は朝里から高速で一気に帰りたいところだが、まだタンデムでの高速走行は解禁していない ので地道を走る事となったが、札幌市内に入るとかなり寒さは和らぎ、なんとか自宅まで無事帰り ついた。帰宅時間は午後7時。
お疲れ様でした。
 
番外:嫁さんの感想
タンデムで乗っていること自体は辛くは無かったとのらしい。
それどころか、帰りの倶知安からしばらくは眠りかけたらしい。(-_-;)オイ! やはりビックスクータでのタンデムは、かなり楽なようだ。
今シーズン今回のような距離をタンデムで走る事があるか否かは判らないが、この時期や来春には  もう少し防寒に気遣った服装を考えた方が良さそうだ。
 
このレポートを書いているのが、10月11日。 もう一度走りに行けるかどうか...

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