新地開拓(ニセコ−黒松内)


北海道に移住してかれこれ3年経ち、バイクや車で色々と走ってきましたが 日帰りの距離となると、そろそろネタも尽きてきた感も否めなくなってきた。
とはいっても久しぶりの晴天の土曜日、気持ちよく走りたいと言う希望もあり ニセコ方面で新たな発見を探す事に。

久しぶりのツーリング
8月最後の土曜日、久しぶりの晴天に恵まれた。
今年は5月25日の夕張の後、週末に天気に恵まれなかったり、体調が悪かったり 盆休みで嫁さんの実家に帰省したりと、全然走りに行けずにいた。
最近仕事も立てこんできて、実はこの日も体調は万全って事も無かったのだが ”日頃のストレス解消の為!”と都合のいい理由をつけ出かける事に。
 
今回の目的地はニセコ方面。
例年は8月までには、だいたい2〜3度は行ってるのですが、今年は珍しく3月に スキーに行って以降、今まで全然行ってなかったので久しぶりのニセコとなった。
例のごとく、中山峠を経由し喜茂別、真狩を経由するルートを選択。
 
8月最後の週末。
本州なら”夏休み最後”って事になるのでしょうが、涼しい北海道では一足早く 夏休みは終わってます。(その代わり冬休みが長いんです)
なので道中は市街地は多少混んだものの、定山渓温泉それ程混みあう事はなく スムースに走る事が出来た。
 
中山峠には相変わらず、多くの車やバイクそして観光バスが停まってる。
とりあえず一旦停め、自販機でお茶を買ってチョット休憩。
多少雲はあるものの非常に天気が良く日差しも照り付けてさぞかし暑い...って 事は無くむしろ寒い...
ウェアはいつもの厚手の物を着ていたが、パンツは普通のチノパン。
市街地では丁度良かったが、峠では少々寒い。
一応オーバーパンツも持ってきたけど、わざわざ取り出すのも面倒だし、すぐ下に 降りれば暖かくなるだろうと思いそのまま走り出す。
 
道中道端の温度表示板見た所、気温15.5度。こりゃ寒いわけだ。
 

中山峠を下り喜茂別を抜け留寿都へ
道中すれ違うバイクや自転車と挨拶を交わす。いったい誰が始めたのかこの2輪同士の 挨拶ってのは、なんとなく気持ちがいい。
 
初めての場所
留寿都を抜けR230から真狩に入る。 ここ真狩村は、かの有名な”細川たかし”の故郷でありその銅像のある公園もある。
しかもその銅像は唄うらしい。
何度も真狩は通っているが、この銅像は一度も見た事が無いので、今回立ち寄る事に した。
きれいな小川が流れる河川公園の河川敷に、いました細川たかしさん。
羊蹄山をバックにマイクを握り熱唱しています。
てっきり流れる曲は1曲ぐらいと思ってたのですが、5曲も選べるようになってます。
 
 
その後、ニセコの道の駅「ニセコビュープラザ」に向かって走る。
これまた通常なら羊蹄山麓沿いの道道66号に入り、羊蹄山自然公園横のおいしい湧き水 を汲んで行く所だが、今回は別ルートでその南側の農道のような所を走った。
林の中を走っていく道中、小さなT字路にある牧場の看板の文字が目に入った。
ダチョウ牧場?!
看板に詳しい場所は書いていなか
た為、興味津々ながらもそのまま走りつづけると、 ふと牧場のような風景が...その柵の中には、牛でも馬でも羊でもない生き物が.. そうダチョウでした。
話では食肉用にダチョウの飼育を始めた所があると聞いていたが、まさかこんな所に あるとは思いませんでした。
柵には”危険、近づかないように”との看板が...獰猛なんですかね?
 

心の中ではト○ビアの泉の様に”へぇ〜”を何回も押して、次に向かう。
 
おつかい
これまたいつもの如く、ニセコの道の駅”ニセコビュープラザ”に立ち寄る。
ここには、地元の農家から新鮮な野菜が激安で売っている所で、嫁さんとドライブに 行ったら、必ず買物に立ち寄るところ。
今回はソロツールにも関わらず、ニセコに行くということで、お使いを頼まれてました。(^^ゞ
そろそろ秋の野菜や果物が出てきている頃で、お目当てのキタアカリというジャガイモを 買う事に。
会計を済ませたところで、ぐぅ〜と腹の虫が食事をねだってきた。
普段ならどこかのコンビニで、オニギリでも買って公園で食べるのですが、横のスタンドで サンドイッチや揚げたてのコロッケなんかが売っていて..気がついたら買ってました。(笑)
 
この日は今年の冷夏を忘れさせるくらいイイ天気で、アツアツのコロッケを食べるには 正直ちょっと暑かった。
なので、食後は冷たいデザートを食べる為に、これまたお約束の場所へ。
その場所はニセコ東山の麓にある”ミルク工房
ここのアイスクリームは個人的には一番好きで、コッチに遊びに来た人には必ず教えるか 連れて行ってます。
しかも店の前には羊蹄山の美しい姿を望む事ができます。

この抜群のロケーションはより一層アイスが美味しくさせます。
 
新地開拓
食事もしてデザートも堪能したところで、さてここからが、これからの本題。
今まで行った事の無い場所に向かう。
 
ニセコの南にある昆布温泉からR5に入り、尻別川沿いに走る。ここからは面白そうな ところがあれば停まっていくと言う気ままな状態。
既にメーターは100kmを越えて、お尻も痛くなってきているが、今回は300km オーバーは覚悟して走る事に。
途中、蘭越町に入り”ランラン公園”なる、なんとも気になる看板をみつけたが、 イマイチそそられなかったので、そのまま通過する。
 
蘭越町から抜けるあたりで、R5から尻別川沿いに走る道があったので、そちらに入る。
北海道は国道から脇道にはいると、本当に走ってる車が少ない。
右手にどんどん川幅を広げてゆく尻別川を眺めながら、ひたすら河口を目指す。 軽快に走っているうちに、海に出た。
 
この日は風が強く、潮の香りだけでなく、霧のようになった波しぶきが飛んでくる。
ズイブンお尻が痛くなってきたので、一旦休憩。
海岸まで出ると、天気は良いものの強風の為荒れた波が防波堤に激しく打ち付けている。
普段は山の方にばかり行くので、たまに見る海も新鮮に感じる。
 

まだまだこの先長そうなので、休憩終わり。
 
今度はR229を海沿いに南下する。目的地は黒松内町。
おそらく今日はそこまでが限界だろう。
途中、寿都町から道道9号に別れるところで、風力発電の風車が見えたのでちょっと 覗きに行く。
近くには寿都温泉があり、一風呂浴びたい欲望に駆られながら、黒松内町をめざす。
 
北限のブナ林
黒松内町に入るとすぐに、歌才のオートキャンプ場の看板を良く見るようになった。
ガイドをみると、歌才の自然公園はブナ林の北限に当たるらしい。
関西出身の私にとってはブナ林は珍しくないが、たしかにこちらに来てから全然 見ていないので、キャンプ場の視察もかねて覗きに行った。
 
良く整備されたオートキャンプ場には、何組も家族連れが訪れていた。
その周りには確かにブナ林が。
白樺の明るい林を見なれていると、ブナ林のちょっと薄暗い林がちょっと懐かし かった。
今日は天気もイイので、木漏れ日も綺麗だ。
 
さて、そろそろ札幌に戻る事にする。

遠くに来たものだから、帰りにも時間が掛かるだろう。
まずは、休憩の為に道の駅”くろまつない”に立ち寄った。
だいたい道の駅って所は、その街の物産品ばかりが並んで、いまいちユックリできる 所が少ないのですが、ここはチョットした喫茶風のベンチが並んで、しかも中には 焼き立てのパンを売ってるものだから、おやつにするにはちょうど良い。
 
空を見上げると、そろそろ日も西に傾きつつある。
まだチョットやそっとじゃ暗くなる様な季節じゃないが、本格的に帰路につく。
 
R5をニセコ方面に戻り、途中蘭越町から新見温泉方面の道にはいり、普段走っている ニセコパノラマラインに向かう。
山間の小さな温泉は、紅葉の時期はさぞ綺麗でしょう。紅葉の季節にまた来て温泉 レポートでもしましょうか。(笑)
 
そして共和町に入り、いつも走っているルートに戻った。
あとはひたすら普段通り、小沢−赤井川−キロロ−朝里と抜けながら、一気に帰った 今回の走行距離362km。今まで最長です。
でも走った距離ほど疲れは残っておらず結構満足感のあったツーリングでした。
 
さて、今度は温泉にでも行きたいな。

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