冬のモータースポーツ


北海道に来てからスキーやスノーシューなど冬場の遊びを色々と楽しんできましたが、 当初からチャレンジしたいと思いつつ出来なかった事。そうようやくスノーモービルを 体験する事ができました。

場所は、札幌のばんけいスキー場から近い”スノーモービルランド札幌 ”です。
札幌からも近いんだからトットと行けばよかったんですが、なんとなく一人でも行きに くい気がして、今まで行かずじまいでした。
ところがこの冬地元の関西から、やはりバイクに乗っている実兄が遊びに来ることがあり、 丁度良い機会と言うことで、一緒にスノーモービル体験をすることとしました。
 
3月9日朝。快晴。但し気温は低く風も強い日でした。
朝、兄をホテルまで迎えに寄ってから、現地に向かいました。
前日のうちに場所を確認し、料金なども聞いたので、場所を迷うことは無かったのですが、 あいにく当日は(中国人の?)団体客が来ていた為、少々待たされましたが、30分程 待った後、インストラクターに呼ばれました。
 
実際に乗るスノーモービルはイメージより大きいものでした。
ヘルメットを被りサングラスをして、早速乗車。
最初は基本的な操作の説明で、アクセルの位置、ブレーキの掛け方、ハンドルの切り方 を教わりました。
といっても、4輪バギー等と同じ右手親指でスロットルを操作するタイプなので、 すぐに理解できました。
注意を受けたのは、以下の3点でした。
 ・急にスロットルを空けない。
 ・ブレーキはしっかり握る。しかし、すぐ地面の雪ごと滑ってしまうので
  ポンピングブレーキにする。
 ・左コーナーでは、アクセルを吹かしてしまう事があるので注意する。
 ・急なコーナーなどの手前では、合図をするので停止する。
 
 
まずは目の前の練習コースを回る。
 
YAMAHA製の250CCのスノーモービルは、遠心クラッチのせいか、最初のスタートは結構 スロットルを空けないと走り出してくれませんでした。
走り出せば軽快に雪上を...と行きたかったのですが、直進はともかくカーブでは ハンドルが無茶苦茶重く、思うようにハンドルが切れません。
轍(?)をみると、スノーモービルの前にあるソリの跡が深々とついています。
しかもよく見てみると、スキーの跡のように平坦ではなく、クッキリとV字型について います。
まあ当然といえば当然なんですが、前のソリは言わば舵取りなので、スキーみたいに 平坦では曲がることは出来ません。なので断面が逆三角形のソリをつけている事に なるわけですが、これのためにハンドルを切るのが本当に重いんです...
しかもアクセルを吹かしてしまうと、簡単にアウト側に膨らみますし、かといって 絞ってスピードを落すとハンドルが重い。
 
まあなんだかんだ言っても、練習コースを回っている内に慣れてくるもので、本コースに 突入!
 
インストラクターについて走っていくわけですが、こっちが多少乗れてきたのを察してか 直線でいきなりスピードアップ..
コッチも調子に乗って付いて行こうとするが、轍やギャップで暴れるマシンに振り回され なかなか付いていけない。
それでも何とかついてゆくと、次は急な登り坂。
ここはユックリ登っていきますが、スノーモービルとしては排気量の小さいマシンの為 なんだか辛そうでした。
坂を登りきり、高みにでて軽く休憩。
多少風は強いものの、天気もよく札幌市街が良く見え気持ちの良い眺望が開けています。
 
そして下っていくわけですがこれが結構大変で、エンジンがフロントにあるわけですから 重量的にはかなりフロントヘビーになってしまうので、簡単に勢いがついてしまいます。
おまけに、ブレーキで調整しようとしても、注意で聞いた通り簡単に地面の雪ごと滑って しまいます。
現にコースアウトしてしまう方もいるようで、曲がりきれなかったと思われる轍が いくつかありました。
 
そんな中、再び平坦な道、そして次の登り...この頃には操作も慣れ周りの景色を 楽しむ余裕も出てきてます。
そして次の高みに出た所で、このスノーモービルランドの名所に到着しました。
この名所。特に景色が良いとか、雪質が良いと言う訳ではなく、あるコースを走ることで 名所となっているそうです。
 
そのコースとは”急坂下り”
斜度は聞けなかったのですが、河原の土手くらいの急坂をスノーモービルで一気に下る というもの。
ちゃんと乗っていればさほど危険もないのですが、単純に度胸試し的な要素のある所です。
まあここまで来たんだしと言うことで、兄貴ともども挑戦する事に....
上に登ってみると、それなりに高い。まあスキーでは上級斜面か.. まずはインストラクターが手本として走り降りる。
コツは、
 ・ハンドルしっかり持ちアクセルもブレーキも掛けず、そのまま降りる。
 ・降りきったところで多少の衝撃があるので、その時振られて頭をハンドルにぶつけ
  ない様にする。
この2点だそうです。
 
兄貴からデジカメを預かり私が先に下りる。
”ひゃぁ〜”っと思いつつも、下ってみれば大した事はなく、楽しいものでした。
下で兄貴から預かったデジカメで下ってくる所を動画で撮る。
兄貴が滑り降りてきて、早速その勇姿を見ようと思ったら...撮れていない..(-_-;)
どうやら操作ミスだったようで、インストラクターに頼んでもう一度再挑戦。
 
もう2度目になると楽しいだけで、サッサと降りて、再度撮影。
今度はちゃんと撮れました。(その動画です。約2MB
 
インストラクターに「そろそろ時間も押してきているので、戻りますか?」と言われ センターハウスに戻る事に。(長居してスミマセン)
 
再び山を下っていき、直線ではインストラクターがカッ飛んでいくのを、頑張って追いかけ て走ってる訳ですが、メーターを見ると40km/h程度しか出ていないんですが、それ以上の スピード感を感じ結構楽しめました。
センターハウスに戻ってスノーモービルから降りると、もう腕がパンパンに張って ました。やっぱり結構な腕力がいるようです。
でもシーズンギリギリで念願のスノーモービル体験が出来て良かったです。
さすがに欲しいとまでは思いませんでしたが、また乗ってみたいです。

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