もっと光を!!<LEDライト3灯化>


小さくて明るいライトでも紹介したように、LEDライトが結構使えることは、なかなか興味深い 発見でした。
しかし、高輝度LEDは明るくて面白いのですが、如何せん3.6Vと言うマコトに中途半端な入力 電圧の為、光らせるにはどうしても抵抗や整流ダイオードなどが必要になってしまいます。
もっと簡単に光らせる手はない物かと考えてた所、昔解約したPHSのバッテリーを見ると 何とちょうど3.6V!!
このバッテリーを使って別のLEDライトを作ってみました。

使ったのはNTTのPHSに入っていたバッテリーです。
 ←  ラベルには3.6Vとシッカリと書いてある。
しかもリチウムイオン充電池なので、メモリー効果 も気にせずに何度でも使えそうです。
 
試しにコネクタに直接LEDを繋げたら、見事に光りました(あたり前か)
これで複数個のLEDを点けるには...
最初直列に繋いでみるとダメ...よくよく考えたらLEDの必要電圧は1個につき3.6Vなので 複数個繋げると当然必要電圧はLEDの個数倍となる訳ですから、3.6Vの電池で 光る訳はありません。(^^ゞ
並列に繋いでみると、あら簡単に3つ光ってくれました。 
 
さてこれを見栄え良くまとめなければならない訳です。
やはりこの手の工作の素材探しには、100円ショップは外せません。
案の定、手ごろなライトが見つかりました。

 
このライトはベルトやポケットにつけられるように、クリップが付いており、またライトの角度も 上方向に90度、横方向は360度回転する事が出来ると言う意外と優れもの。
デザイン的には、少々ショボイところもありますが、改造素材とすれば十分です。
元々使っている球はマグライトなどと同じマイクロ球を使用していますので、そのままでも 十分明るく、そのうえ、ある程度の光量を出す為かリフレクタは大きい物が付いていました。
おかげでたくさんのLEDが点けられそうです。
 
  • さっそく分解
    幸い接着部分は、最後の電池BOX部だけだったので、稼動部などは問題なく分解できました。
    まずは電池BOXの電極からリード線を引き出し、PHSのバッテリのコネクタを作成。
    コネクタと共にバッテリを電池BOXに押し込んだ所、ちょうどピッタリと入りました。
     
  • 配線について
    先にも書いたようにPHSのバッテリは最初から3.6Vなので、抵抗もなにも 要りません。ただし、LEDは全て並列に繋ぐ必要があります。
     
  • リフレクタの穴あけ
    LEDの配置に合わせて穴を空けます。今回はとりあえず3灯としてみました。
    最初にドリルで小さな穴を空け、徐々にドリルの径を大きくして穴を広げて直径約5mmにします。
     
  • LED部の配線
    中央のコネクタはそのまま中央LED用につかうとして、左右のLEDの為にコネクタ下部の電極から、 配線しました。
    今後LEDを増やすかもしれないので、追加しやすくするため、基板上に配線しました。
    左右のLEDはホットボンドを盛って固定します。
     
  • 組み付け
    組み付けの時に問題発生。
    当初LEDを横一列にしようとしていたが、ライトの稼動部と干渉していしまい、横に向けられません。
    そこで、仕方なく縦並びとしました。
     

  • 完成
    まあまあってところ。光量については、普通の懐中電灯として考えれば十分な明るさがあります。
    普段自転車のライトにマグライトを使っている事を考えると、これなら長持ちするし、軽いし、充電も できるということで、Pacific18用のライトにしようと考えています。

今後の課題としては、ライト稼動部を避けて、5灯モデルも考えてみようか....

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