m-cro FLEXの話


北国北海道も7月ともなると、すっかり暖かくなって来ます。
今通勤には地下鉄とバスを乗り継いでいますが、そのバスの連絡と帰社時間帯の本数の少なさ の為、晴れた日には地下鉄+自転車orキックスケーターの組み合わせで通勤する事が多くなり ました。

進化は続いていた
昨年通勤用にPacific-18を購入したものの、東京や大阪ほどではないにしろ、やはり朝の通勤 電車の中に持ち込むのは気が引けてしまいます。
なので、最近はRazorを使うことが多くなりましたが、やはり一度大転倒しているため、非常に ナーバスになってしまいます。
ならばもう一台のSILVERYもありなのですが、図体が大きいので通勤の使用には辛いもの確か です。
 
そんな中、キックスケーターの集まるBBS(今では少なくなりましたね)で、あるキックスケー ターが話題になりました。
 
今回また買ってしまったのは、そのスケーター「m-cro FLEX(以下FLEX)」です。
購入は”あっとSPORTS ”さんで、価格は6,800円(税・送別)でした。
 
簡単に紹介しますと、このFLEXはRazorとSILVERYのちょうど中間の大きさで、しかも最近開発 された物であるようです。
メーカーブランドは「m-cro」( http://www.micro-mobility.com/)。
Razorが流行した時期に買った方は、このエンブレムは見たこと有るかもしれません。
この「m-cro」というのは、もともとのRazorの生みの親の会社だそうです。
 
この会社”Micro Mobility Systems”は、Razorブームが去ろうとも、商品開発は続けていた様で 今回購入したFLEXも新しいモデルのようです。
 
細かい特徴は、以下の通り
 
インプレッション
そして簡単にRazorと比較しながらのインプレッションを書いておきます。
【見た目】
大きさ
RazorとSILVERYのちょうど中間。
ウィールも6インチなので、ウィール径もちょうど中間の大きさです。
SILVERYは”折畳み自転車”的なイメージが有りましたが、コッチはキックスケーターの 印象の方が強いですね。
重さ
4.2Kgあります。
当然Razorよりも重いですが、ウッドデッキや他のパーツのイメージから受ける印象よりは 軽く思えました。
造りの精度
非常に良いです。
 
私のRazorは折畳み部分の扇形のパーツがやや広がってついていたり、後輪を支えているアームも 若干片方に広がっていたりと、精度的にはイマイチだったんですが、FLEXは各パーツの動きは 非常に滑らかで、特にハンドルは取り付けた後のグラつきは小さいです。
買ってすぐ、ハンドルのジョイント部にちょっと傷をつけただけで、ハンドルがセットできなく なった位でしたから..(^^ゞ
<戻る>
【走破性】
走破性に大きく影響するウィールですが、材質はRazorとポリウレタン製の様です。
ただしRazorオリジナル程硬くも無く、今つけているソフトウィールよりも若干硬い程度の物です。
ウィールの径も太さもRazorよりも大きいので、カーブでヨレる感じも無いです。
 
街乗りのポイントとなる”段差”と”金網”もRazorほど気を遣う必要は無いです。
ただ、やや大きい段差はそのまま突っ込まない方が無難でしょう。
 
SILVERYで走れた砂利や草地はダメでした。
ゴムタイヤより硬い為か、そのまま埋まってしまいます。  
 
乗り心地
デッキ高が高いので、ややRazorと比べると蹴り難いのですが、滑走性は非常によく、カスタマイズ 不要と思えるくらい良く走ります。
 

あと目立つのはやっぱりデッキでしょう。
K2などと同じ、木とグラスファイバーで出来たデッキで、FLEXのネーミング通りしなります。
このしなりがサスペンションと同様の効果を生み出すのか、非常に乗り心地は良いです。
FLEXデッキになってる事で、最低地上高が高くなるので、Razorの様な”底擦り”の心配も 少なくなりました。
 
柔らかめのウィールとFLEXデッキのため、走行ノイズは非常に小さいです。
 
<戻る>
【携帯性】
メインのデッキとハンドル部の折り畳みの機構はRazorよりも単純化されていて、巧く考えられて いますが、今時点ではRazorの方が慣れている分だけ、折畳みの時間は短いです。
ただ、折畳みの機構はRazorと基本的に同じなので、間違いなく10秒以内に畳めます。
あと最近のキックスケーターによくついているハンドルクリップは標準装備です。
 
パッと見は明らかにRazorよりも大きいのですが、折畳んでカバーに入れてしまうとそれほど大きく 感じません。
 
ただストラップが標準で付いているとはいえ、カバーに入れずに電車などに持ち込むのは、ウィールが 大きい分、他のヒトの服など汚す事も考えられ迷惑になるでしょう。
 
因みにカバーはRazorの様な専用の物はなかった為、何か手近な物を探してみたら70cmのファンスキー (MicroSKI)のカバーが、まるで専用の物の様にピッタリでした。

 
 
<戻る>
【メンテナンス性】
説明書を見ると、デッキや各パーツは、シリーズ内で相互交換が可能のようですが、果たして日本国内で 入手可能か怪しい所です。
ただ一番重要なウィールは、ciro社の6インチウィールと同じようなので、ウィールだけは入手できそう です。
ただ、1つ3,500円と高価な為2つ揃えると、本体より高くなるという問題はあります...
 
<戻る>
【まとめ】
Razorも慣れてくれば街乗りでも問題ないのですが、やっぱり大きいウィールは安心できます。
じゃあSLIVERYはと言うと、シッカリした作りなのですが、大きすぎるのと折畳みの手順が煩雑な分 ちょっと通勤に使用するにはキツイものを感じます。
 
そういった点では、このFLEXが丁度良いのかも知れません。
昔悩んだRazorOFFROADに、このウィールでも結構イイ線いくかもしれませんが、やっぱり造りの精度 が高い分、FLEXの方が信頼できそうです。
 
しばらくはFLEXで通勤してみましょう。(SILVERYは後輩に...)
 
<戻る>

BACK HOME

inserted by FC2 system