どうやら今シーズン、最初に宣言したウィンタースポーツ体験のうち、スノーシューと
スノーモービルは出来そうにないです。 その代わりと言っては何ですが、日本伝統の”かんじき”を体験する機会があったので レポートします。 |
かんじきといえば、皆さんご存知の雪上用の歩行用具です。 むしろスノーシューより聞き覚えが有るでしょうね。 そんなかんじきを手軽に楽しめ、しかも無料で芸術鑑賞までできる機会が有りました。 私の住んでいる札幌市に札幌芸術の森美術館という美術館が有ります。 そこは通常の館内展示とは別に、野外美術館と言われる彫刻やオブジェ等を屋外に 展示しているエリアがあります。 美術館そのものが山沿いにあるため、展示エリアもチョットした自然散策路的に広く 取ってあります。 通常この野外美術館は有料なのですが、冬期期間( 1月13日(土)〜3月20日(火・祝) )に限り無料で開放しています。 しかもその散策の為、長靴とかんじきを無料で貸し出しているのです。 実はこの企画はシーズン当初から知っていたのですが、今シーズンファンスキーに ハマッてしまった為に、なかなか行く機会がなかったのです。(^^ゞ ともかくシーズン終わり間近に、時間が出来たので行ってきました。 芸術の森美術館は車で行くと駐車料金をとられるのですが、お金がかかるのはそれだけ で、早速野外美術館の受付に行く。 建物に入ると、ズラリとぶら下がったかんじきと、長靴が置いてあります。 入館の前に「貸出しノート」住所、氏名、利用者数を記載して、かんじきを借ります。 さてかんじきを付けようと思ったものの、生まれてこの方かんじきなんて付けた事がない ので、付け方が分からない.... かんじきの構造なんて、輪になった木の棒に荒縄で足場が作られていて、そこに靴を固定 するための縄が二本有るだけです。 でもご安心を、チャンと付け方を写真で説明してありました。 それを見ながら付けてみると、案外簡単でした。 早速歩き出してみると、当たり前ですが沈みません。 長靴だけだと膝下まで埋まるところが、足首くらいで止まります。 しかも、小さいながらも爪先辺りを中心に固定している為、クロカンスキーの様にカカトが浮き 思ったより歩きやすいです。 因みに雪面で走ってみましたが、それなりに雪を跳ね上げるものの軽快に動け、また結構 急な斜面でもズンズン登る事が出来ます。 こういう動きの自由度は、クロカンスキーよりもはるかに大きいようです。 ただし雪に埋まる分、普通に歩くより大きく足を上げる必要がある為、体への負荷はスキーより 大きいでしょう。長距離移動はクロカンスキーの方が向いているのでしょうね。 最初かんじきはスノーシューに比べ接地面積が小さい為、あまり効果が無いかと思いましたが、 なかなかどうして十分にその威力を発揮し楽しく芸術鑑賞をする事が出来ました。 こうなると逆にスノーシューが無用に大きく見えてきます。まあ、フカフカの深雪ではあれだけの 面積が有った方がいいんでしょうね。 この二つの比較は来シーズンに持ち越しになりそうです。 それよりも、かんじきの構造を見てたら性懲りも無く「作れるかな?」等と考えてます。 ああまた悪い癖が....(笑) |