というわけで、ファンスキーに興味を持ったこの私。 とりあえず一度体験してみようという事で、札幌近辺のスキー場でファンスキーをレン タルしているスキー場を探す。 |
行った先は”ばんけいスキー場” 場所は円山公園から一山越えた所にあり、家から車で40分程度で到着。 12月初旬にはもうオープンしているが、まだまだ人は少ない(と思う)。 ウェア(アウトレットのボードウェアです)は家で着てきたので、そのままレンタルのカウンターへ。 そこで借りたのはこの板。 ”エラン”というメーカーの”Razor”というモデル。(おおキックボードと同じ名ではないか!!) 因みにブーツと板で3500円/3時間(板のみで2500円) 「それではどうぞ」と手渡されて実感。「軽い!!」の一言。 まあ通常の板の半分位の長さなんだから当然なんでしょうが、その手軽さは嬉しい限り。 早速履いてみる。 ファンスキーの場合、普通のスキーの様に開放型のビンディングではなく、完全に固定されます。 まあ、板そのものが短いからなんでしょうが、少々不安は感じます。 しかし、履いてみると実に軽快で、思わず普通に歩き出してしまいそうになります。 練習が出来そうな人の少ない緩斜面に向ってスケーティング(こんな小技は出来たりする)を してみると、短い板のおかげで凄くやり易い。 そして始めは斜面をカニ歩きで上まで登り、”え〜と、荷重は前より、姿勢は屈み気味で視線は 遠くに...”と、色んなHPや雑誌などで仕入れた情報を総動員して滑ってみる。 ”ありゃりゃ? 簡単に滑れるワ。まあ直滑降だからあたり前か..” じゃあ、曲がってみよう。”う〜んと、谷足の内側のエッジに乗るように膝を入れて...ブツブツ” と再び... ”おろろ!? 曲がる曲がる。これは確かに簡単だわ!” 今まではスキー自体が長かった為、板を回すにもナカナカ回ってくれなかったのが、ファンスキー だと短い分自分の思う通りに取り回せる。 実は横では、今回でスキー自体2回目の嫁さんも練習している。 2回目といっても、初回が7年くらい前だったので初めてと同然。ボーゲンも思いっきりハの字の プルークボーゲンがやっとと言うのに、もうある程度自在に滑り出している。(写真参) スッカリ気をよくして、いざリフトに乗り、初心者コースへ!! リフトを降り愕然。「オイオイこの傾斜が初心者用かい!!」と言いたくなるくらいの急斜面。 確かにその急斜面はすぐ終わって、その先になだらかな斜面が続いているのは上から見れば よくわかる。しかし7年のブランクの後イキナリでは少々ビビる。 高所恐怖症の嫁さんの恐怖はそれ以上で、その場ですくんでしまった。 なんとか、なだめすかして、ユックリと斜滑降でコースの端へ、そこで一旦山側に倒れてスキーを 返してまた逆へ、これを繰り返して、なんとか緩斜面までたどり着く。 その間私の方は、ターンを試して見る。 普通初心者がボーゲンで下ろうと思うと ”山側の足に荷重する” ↓ ”曲がり出しで体が正面を向く” ↓ ”ビビッて腰が引ける” ↓ ”尻餅をついてしまう” と言うような事をよく見かけるし、私もやりました(笑) しかし、ファンスキーは短いので、アッと言う間に方向が変わるので、最初はドキドキでしたが 慣れれば問題無かったです。 そして緩斜面に到着してしまえば、それこそさっきまでビビっていた嫁さんも、スイスイと滑り 出すじゃありませんか。 結局その後2回程同じコースを滑りましたが、最後には嫁さんも急斜面でターンする事も出来る 様にまでなりました。 わずか3時間程度で、ほとんど素人の嫁さんが、そこそこに滑れる様になるとは、恐るべし ファンスキー!! |