ファンスキーいろいろ


ファンスキーを始め、雑誌やネットで色々と勉強し、板も購入。
しかもいきなり3setも持ってしまったので、素人なりにインプレッションを書いてみます。
※2001年に入って、もう1Set増えました...(^_^;)
※'01-02シーズン懲りもせずもう2Set増えました。そのかわりmassoは貰われて行きました)
※'03-04シーズンまたまた1Set購入。(懲りてません..)

勢ぞろい 今持っている板はこの6setです。
(左から、Microski,K2,masso,Groove,Trick,Swallow,EZ-Twin)
【masso SnowCarving】
MASSO SnowCarving
サイズ
長さ・・・・・・・99cm
サイズ・・・・・100−74−90(mm)
形状・・・・・・・セミツインチップ
購入価格・・・9800円(リーシュコード、ケース無し)
インプレッション
スポーツショップ”ゼビオスポーツ”がケスレーのOEMで売り出すオリジナルブランドなんですが、 価格が安いことが最大の魅力。 (だから結構売れているみたい)
安くても長さ99cm、セミツインチップと最近の流行は押えている。
バインディング またバインディングも工具不要で、サイズを変えられるのもありがたい。
店員によると、カービングを主体とするが、オールマイティーに(それなりに?)使えるとの事。
但し、リーシュコードやキャリングケースは付属してないが、板と一緒に買うと半額になると言う サービスもあり、全部買っても12,000円ソコソコの低価格で揃った。
余談ですが、買った時バインディングのロックレバー(って言うんですか?)が交換された。
どうやらオリジナルでは固定が甘いのか強度が不足だったのかクレームがあったようです。
さすがオリジナルブランドなだけに、この辺りの対応には好感が持てました。
 
肝心の滑りについてですが、少々長さを意識したものの板の取り回しは楽で、目立った違和感は ありませんでした。(というか違いが分かるほどの技量も無い...)
噂に聞いていた「ツインチップは、後傾に厳しく転び易い」と言うのも、板自体が長いせいか 踏ん張れたと思います。
新品と言う事もあり、エッジもシッカリかかるので、少々のアイスバーンでもそのまま滑っていけます。
緩斜面では、全く問題なく滑る事ができました。
中級者用の斜面でも、エッジは良く効いてくれ上手くなったような気になれます。(笑)
試しに後ろ向きにも滑ってみようとしたものの、その技量も無い上にちょっとエッジがかかりすぎる 様なので諦らめました。
細身の板と言う特性上、あまり向いていないのかも知れません。(と板のせいにする...)
ただスケーティングは3本のうちで一番楽だった様に思えます。
 
太目のfattyや短いorbitに比べれば、このmassoが一番従来のスキーに近い感覚の様な気がします。
私の様な、中途半端にスキーをやったことのある人なら入門用に丁度良いのではないでしょうか?
ただエアやグランドトリックをやるにはチョット細すぎる様に思えます。(出来る人は出来るんでしょうが..)
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【K2 fatty】
FATTY
サイズ
長さ・・・・・・・90cm
サイズ・・・・・110−85−99(mm)
形状・・・・・・・ツインチップ
購入価格・・・15000円(リーシュコード、ケース込み)
インプレッション
嫁さんも始めた以上2setいる為、Yahooオークションで購入。
今もっている中で一番メジャーで高い板。スノボー体験でキロロに行った時に試してみました。
なんせ新品でワックスが効いていた為か、もう滑る滑る。
massoより太目の板は、横方向の安定は良い様に思えました。
90cmという長さも違和感が無く、むしろ99cmのmassoよりバランスが良いのでは?と思える程で、 ターンもしやすいし安定感もあるようです。
太いからかワックスのせいか緩斜面だとエッジをかけなければ、横を向いたまま滑ると言う妙技 まで出来てしまった。
バインディング
 
”値段=性能”とは考えたくはないけど、非常に滑りやすい板だと思います。
しかし体格から考えると、やはり嫁さんに取られてしまうかも....(-_-;)
因みに嫁さんは「(massoより)こっちの方が扱いやすい」と言ってます。 でもこのバインディングもワンタッチでサイズが変えられるので、交換するのは楽に行なえます。
 
素人ながら「なんでもできそう」と思わせる板です。
ただ、一点気に入らないのはリーシュコードがクリップ式の為少々付けにくい所です。
まあ有名な板なだけに、素人の私がこれ以上云々解説することは無いでしょう。
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【Microski Orbit】
ORBIT
サイズ
長さ・・・・・・・68cm
サイズ・・・・・130−105−115(mm)
形状・・・・・・・ツインチップ
購入価格・・・5000円(リーシュコード、ケース込み)
インプレッション
ある日ホームセンターの叩き売り商品だったこの板を見つけ、「キックボード雪上化計画」の為に 買った板。
MicroSki なんてメーカーは聞いた事無いし、ましてやホームセンターで処分品で売られていた ので、大きな期待はしてなかったのですが、USのメーカーと言う事でYahoo!USAを調べてみると、 それなりに名の通ったメーカーのようでした。
そのメーカーのHPをみると「バインディングを内側にオフセットしているので、簡単に曲がれます」 みたいな事が書かれている。
右に寄ってます たしかに、よく板を見るとバインディングが中心からずれている。なるほど、だから板に”R ”と”L”と 左右を指定する表示があったわけだ...(でもキックボードに付ける時には、オフセット分を考慮 しないと...)
 
正直言って、99cmの板でもすっころぶ私が、この68cmの板で滑れるか不安でした。
しかしいざ滑ってみると人間のバランス感覚とは凄い物で、この短さにもかかわらず、特に意識も せずに滑れるではありませんか?!
もっとも、普段人間は大きくても30cm足らずの足で立ってるんですから、その2倍以上の長さがあれば ゆうにバランスが取れるのもうなずけます。
 
初めてファンスキーを履いた時に”取り回し易い”と思いましたが、これは板そのものが短いからか それ以上に簡単に取り回せます。逆に一旦バランスを崩すとすぐに回ろうとするので、 それなりの技量は必要と思いますが、慣れてしまえばまさに素足感覚(?)で扱える為、グランド トリックをするのにちょうど良いのかもしれません。
 
簡単な感想
    バインディング
  • 短いのでスケーティングがしやすい。(というよりスケートのようだ)
  • 幅広の分、意外と安定感がある。
  • 完全なツインチップ構造の為、グランドトリックが得意なのかも。
  • 緩斜面だと滑ってくれない。
  • 新雪の中では、カンジキ状態。(でも案外歩きやすいかも)
  • バインディングのオフセットの効果のほどは不明。
  • バインディングが少々貧弱か...(値段から考えると仕方ないか)
 
思ったより楽しめたというのが正直なところで、この板のあとに、massoを履くと長過ぎると思った程です。
慣れてしまうと、メインの座を取ってしまうかもしれません。(笑)
キックボードに取り付けてみるのはモチロン、この太さ短さを有効に活用できるような、アイデアが 他にもありそうに思います。
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【Groove Taxi】
Taxi
サイズ
長さ・・・・・・・82cm
サイズ・・・・・140−110−140(mm)
形状・・・・・・・ツインチップ
購入価格・・・ 0円(訳ありでもらった)
インプレッション
何回かスキーで滑るうちに、太目の板のほうが面白く感じてきていた折に、 知り合いから無期限レンタル(?)させてもらう事になって使っている板。
Groove と言うメーカーもあまり知らなかったんですが、なんでもUSAじゃ有名らしい。
(MicroSkiにしろ、USのメーカーに縁があるなぁ...)
 
特徴は一目でわかるその極太さ!!
トップもテールも140mmもあり、センターでもmassoのトップより太い110mm!
頑丈そうな4×4のアルミバインディングを装備し、いかにも無骨な米国製を思わせる。(笑)
「ツインチップ」というよりも前後とも全く同型で、バインディングのクリップが無いと前後を間違えそうです。
また持った感覚もとても重く、実際測ると3.2kgもありfattyに比べれば1kgも重い。
 
GROOVE4X4 しかしいざ履いて滑ってみると、重さそのものはあまり感じる事も無く、太板特有の安定感の方が強く感じられます。
しかも太くてもしっかりと板に乗れれば吸い付く様にエッジがかかるのでカービングでも楽に行える 様に思えました。
またなによりも、今までイマイチ上手く出来なかったグランドトリックも簡単にできた事が一番のポイント。
今までどうしてもフェイキーからの戻りで、エッジが掛かってしまい上手く回れなかったのが、このTaxiだとウソの様に 簡単にクルクル回れちゃいました。(@_@)
ただし、一旦スピードが落ちてしまうとスケーティングで加速しないと軽快には滑れません。
スケーティング自体がチョット不向きなのかな?
 
ただ一点難があるとすれば、バインディングのクリップと私のブーツの相性がどうも悪いみたいで、ユルユルギチギチかどちらか でしか固定できない事です。
これは、これからある程度調整しながら、試して行こうと思ってます。
 
MicroSkiはお遊びとして、今の私のメインはmassoを考えていたんですが、どうもその座をGrooveが奪うかもしれません。
正直言ってかなり悩んでます。
それぞれに持ち味があるので、しばらくはスキーに行く時はこの2本をもって動く事になりそうです...(^_^;)
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【メーカー不明 Trick】
Trick
サイズ
長さ・・・・・・・70cm
サイズ・・・・・130−100−110(mm)
形状・・・・・・・テールカット(でも気持ちテールが上がっている)
購入価格・・・ 4980円(リーシュコード、ケース込み)
インプレッション
Swallowのテストの時、嫁さんが試しにMicroSkiを履かせてみた所、妙に波長が合ったのか短い板に非常に 興味を持ってしまった。(理由は”軽くて疲れないし、スピードも出ないから恐くない ”と言う事らしい)
かと言って私も遊びで短いのが欲しいと言う事で、再びホームセンター等で格安な70cm程度の板を探して みました。
昨シーズンMicroSkiを売っていたディスカウントショップに行ってみたものの、今年は扱っていないとの事。
そんな折り、帰省で関西に帰った時、神戸のスポーツショップのワゴンセールで売っていたので購入しました。
サイズは長さ、巾ともMicroSkiとほぼ同等。
ただし形状は、この板の方が普通のスキーに近くテールカットになっているがほんの少しだけテールが上がっ ています。またヒール部までエッジがついています。

 
そして滑りの感想としては、思った以上に滑りやすいと言う事が第1印象でした。
同じ極短板のMicroSkiと比べても、安定感が高い様に思います。
おそらく、ビンディングの位置がMicroSkiと比べてセンターに近い位置が有るので、若干テールが長く取れる のと、テールの形状がテールカットに近く、またテールにエッジもあるので、後傾となっても踏ん張りが利いて リカバリし易い為と思われます。
また、トップが太くテールが細い為、取り回しも楽なように思います(もっともこの長さの板で取り回しもナニも 無いとは思いますが...)
 
極短板の宿命である緩斜面や深雪については、予想通り滑りませんし埋まります。
あとテールが少し上がっているおかげで、グランドトリックも可能でした。
 

良い事尽くめの様に見えるこの板ですが、個人的に気に入らない点としては、デザインが地味すぎるという 事でしょう。
とかくファンスキーはPOPな物や、スポーティーなデザインの多い中、紺とも色褪せた黒とも言えない色と 申し訳程度の薄紫のライン..全然スポーティーじゃないです。(^^;)
デザイン的にはMicroSkiの方が圧勝です。まったく塗り替えてしまいたい衝動に駆られます。
 
今の所この極短板の所有は、嫁さんと私のどちらの物になるかは分かりませんが、しばらくは嫁さんも Fatty+1本となりそうです。
もしかして夫婦揃って、極短板かも知れません(笑)
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【Swallow S-Blade ASM 999】
ASM999
サイズ
長さ・・・・・・・99.9cm
サイズ・・・・・115−86−105(mm)
形状・・・・・・・セミツインチップ
購入価格・・・ 11500円(リーシュコード付き、ケース無し)
インプレッション
近所のジャスコで現品処分で購入。
1シーズンファンスキーを滑ってみて、板によって色々な特徴がある事が分かってきて、個人的に太目の板が 好みだと言う事が分かってきた。
なので、メイン板はGrooveを使用していたがなにぶんその重さの為、一日滑っていると足が疲れてくる。
そんな時に流して滑れるmassoに履き替えてきたけど、massoだけが細身でチョット雰囲気が変るのか、Groove のイメージのまま滑ると、エッジがすぐ引っ掛かってしまう。
それでトリックをあまり考えず、スキーイングをメインとする時用にこの板を購入。
 
本当は90cmクラスでも良いのだろうけど、fattyもあるので99cmにこだわって、やや太目の板を探した。
並べてみるとmassoより一回り太い。そして特徴的なのは、左右非対称のその形状
この形状によって、滑っている足を自然と内側に引き寄せる効果があるとか無いとか...
それで肝心の滑り心地は、massoより若干重かったものの、取り回しに困るほど重い訳でもない。
中級斜面でのカービングは予想通りmassoより角付けしやすく、非常に乗り易いと思います。
それで延々と続く緩斜面でも、無理に漕ぐ必要も無く滑ってくれます。
あと、massoと違いテール部が完全に上がっているので、フェイキーでも問題なく滑れます。
予想通り”流して滑る”には良い板の様です。当然キッチリとしたカービングも出来るので、ロングコースの クルージング用でしょう。
それほど大きな問題ではないのですが、ビンディングの中の空洞が多く、雪が入って固まってしまい、サイズ調整が 困難になります。
 
ただ、初めて試した札幌のコ○スキー場が、ガリガリのアイスバーンでしかも小石も浮いていた為、 せっかくのおニューのソールが傷だらけになってしまった...(T_T)
 
 
※この板を購入したため、同クラスのmassoは会社の後輩の元に流れていきました。
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【Transonic EZ-Twin】
EZ-TWIN
サイズ
長さ・・・・・・・93cm
サイズ・・・・・125−105−125(mm)
形状・・・・・・・ツインチップ
購入価格・・・ ???円(板のみ)
インプレッション
某ショップで購入。展示品で少々傷があるとの事で交渉の上格安で購入。
 
ここ最近はメイン板としてGrooveを使用していたが、やはりクルージングをするには少々短く思えることが あり、その時にはSwallowを使っていたが、昨シーズンから嫁さんが140cmの長めの板を使う様になり、 あわせてファンの方も一番長いSwallowを使うようになった。
 
おかげで私の長めの板がなくなった為、新たに購入認可(笑)が下り物色したところ、この板に偶然めぐりあった。 (本当は99cmのEZ-Crossの方が欲しかったんだが、予算が...)
 
サイズ的には、長さも太さもGrooveとSwallowとの中間くらいであり、定番のLINE等に近い。
ビンディングは4×4に対応している為、Grooveにつけていた4×4Stageを移植した。
取り付けてみて、青主体の本体に良く合っているように思えます。正直Grooveに付けているよりカッコイイかも...
滑る!  
さて、試乗してみた所、いままでGrooveを常用していた為、すっかりツインチップのセンターよりのポジションには慣れていたので この板に慣れるのには時間は掛からなかった。
で、感想はと言うと。
すごく良いです
特に太さ的に、カービングするにもトリックで遊ぶにもクルージングで流すにも、これくらいが一番良いので はないかと言う位扱いやすいです。
なるほど売れ筋のLINEやSALOMONのSBシリーズが、この辺りの太さにしているのも頷けます。
あとビンディングとの相性も、昨シーズンのトランソニックでは4×4Stageはセットのラインナップに なっていただけあって、なんも問題もありません。
一発で気に入りました!
これからGrooveがサブに降格。コイツがメイン板になります。
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